Voiceless Screamingの和訳、歌詞のテーマと意味

Jealousy邦楽(JROCK)

X JAPANのTaijiの名曲、名バラードVoiceless Screamingについての和訳や意味を紹介していきます。

個人的には最もXで好きだった曲です。ベースのTaijiが作曲したということに当時ビックリしました。有名な話ではイントロのギターはTaijiが最もうまく弾け、PATAもTaijiに教えてもらったほど難しかったとのこと。

JealousyのレコーディングでYOSHIKIの厳しい歌い直しにボーカルのTOSHIは声が出なくなり、その苦しみを歌詞にしたとのことですが、作曲者のTAIJIに安易に答えを求めるTOSHIに対してTAIJIは厳しく突き放し、悩み抜いて作詞をしたとのことです。

作詞者はToshIです。

 

Voiceless Screamingの意味とテーマ、解釈

この歌の核心は、心の痛みと再生、そして自己肯定への旅です。
特に「Voiceless Screaming(声なき叫び)」という表現が象徴するのは、心の奥底にある言葉にならない苦しみと、それを乗り越えて自分の声を取り戻す過程です。

前半:絶望と孤独

冒頭では「悲しみに溺れる」「壊れた心が血を流し続ける」など、極限の心の痛みや孤独が描かれます。
愛されたいという欲求や、過去の記憶、偽りの愛が心を傷つけた様子が語られています。

中盤:気づきと再起

「I must be true to myself(自分に正直でなければ)」のあたりから、内なる声=Voiceless Screamingが主人公に変化を促します。
信じること、そして人生に再び意味を見出すことへの一歩が始まります。

後半:覚醒と前進

後半では「光が差し込む」「一歩進もう」「信じる」というポジティブな表現が増えます。
これは、自分自身を受け入れ、痛みを抱えながらも前を向く決意を示しています。
「天へと続く階段を登る」というラストの比喩は、魂の浄化や救済、精神的な成長を象徴しています。

まとめこの曲が伝えるメッセージ

過去の痛みを無視せず、向き合うこと
他者からの愛だけでなく、自分を愛することの大切さ
声にならない心の叫びも、必ず意味を持つ
苦しみの中にいても、自分の力で「光」に近づける

ということですが、正に当時のToshiを表していると思います。

Voiceless Screamingの和訳

声が出せなかったToshIの、心の叫びが伝わってくるよう。苦しみ抜いた末に生まれた歌詞だからこそ、心に響きます。

Voiceless Screaming
声なき叫びが

Calling to me inside of my heart
心の奥で僕を呼んでいる

Knockin’ on my soul’s door
魂の扉をノックしている

I believe in myself and trust what I do
自分を信じて、今の行動を信じている