Time to Say Goodbyeの和訳と意味・テーマ サラ・ブライトマンで有名な曲

Time to Say Goodbyeの和訳洋楽

「Time to Say Goodbye(Con Te Partirò)」は、イタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリが歌い上げた名曲であり、後にサラ・ブライトマンとのデュエットによって世界的にブレイクした楽曲です。壮大なメロディと切ない歌詞は、“別れ”や“旅立ち”をテーマにしながらも、どこか希望を感じさせ、多くの人の心を揺さぶってきました。スポーツの引退試合や映画のエンディング、結婚式・葬儀など、人生の節目にふさわしい曲として今も世界中で愛され続けています。

  • デュエット版は世界中で1200万枚以上の売上を記録。

  • ドイツでは歴代ベストセラーシングル第1位。

  • 日本でもクラシックジャンルで認知度が高く、NHKやTBSの番組BGMとしても度々使用されている。

作詞はルーチョ・クアラントットとのことです。

 

Time to say goodbye(Con Te Partirò)の和訳・意味とテーマ

この曲は、「別れを受け入れながらも、心の中でつながり続け、前へと進む決意」を描いた壮大なバラードです。


1. 孤独と喪失から始まる

歌詞の冒頭では、「言葉が出てこない」「光のない部屋」など、
大切な人を失ったことで訪れる静かな絶望感が描かれています。
しかしその中で、「君が灯した光」が自分の心に残っているという表現もあり、
失っても消えない愛の存在が伝わってきます。


2. 「さよなら」は終わりではない

「Time to say goodbye(さよならの時)」という言葉が繰り返されますが、
この曲での“さよなら”は、終わりではなく“旅立ち”の始まりです。
行ったことのない国、見たことのない景色へと向かう決意。
これは、現実の別れであれ、死別であれ、新たな人生を歩むことの象徴です。


3. 離れていても、心は共にある

「君が遠くにいても、君はここにいる」「僕の月、僕の太陽」という表現が出てきます。
これは、物理的な距離や死によって引き裂かれても、
心の中ではその人が今もそばにいるという強い絆の表現です。


4. 希望を抱えて生きていくという決意

歌詞の終盤では、「君となら再び生き直せる」と繰り返され、
過去の記憶や愛を胸に、未来へ進もうとする前向きな姿勢が感じられます。


結論

この曲の本質は、

「さよなら」は絶望ではなく、心に残った愛と共に新たな人生へ踏み出す希望の言葉。

ということです。

悲しみや別れに直面しても、
その人の存在は心に残り続け、
“共に旅立つ”ことで、私たちは再び生きていける――
そんな深く優しいメッセージが、この楽曲には込められています。

Time to say goodbyeの和訳

さよならをするときに、力強く前向きに進もうとする歌詞に心を打たれます。

Time to say goodbye
さよならを告げるとき

Paesi che non ho mai
僕が行ったことのない国々へ

Veduto e vissuto con te
君と一緒に見て、過ごした国々へ

Adesso, sì, li vivrò
今、そう、僕はそれを生きるんだ

Time to say goodbye(Con Te Partirò)は誰が歌っているか(有名なバージョン)

1. アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)
原曲のオリジナル歌手(1995年)。イタリア語の美しいテノールで世界中に知られるようになった。ソロバージョンと、後述のデュエット版の両方がある。

2. アンドレア・ボチェッリ & サラ・ブライトマン(Sarah Brightman)
1996年、デュエットバージョン「Time to Say Goodbye(Con Te Partirò)」がリリースされ、特に有名に。ドイツのボクサー、ヘンリー・マスケの引退試合で使用され、世界的ヒットとなった。英語とイタリア語が混ざった構成。

3. その他の有名なカバー

  • Il Divo(ボーカルグループ)

  • Katherine Jenkins(英国のメゾソプラノ)

  • Jackie Evancho(アメリカの天才少女歌手)

  • Josh Groban(似た雰囲気の楽曲でカバー経験あり)


Time to say goodbye(Con Te Partirò)が使用されたメディア・場面

1. スポーツイベント
1996年、ボクサー・ヘンリー・マスケの引退試合(ドイツ)で使用されて一躍有名に。

2. 映画やテレビ番組
『アドレナリン2 ハイ・ボルテージ』など意外とハードな映画のエンディングに使われたことも。
海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』などでも使用。

3. CM・広告
高級感のある車、ジュエリー、香水などのCMで頻繁に使用。
日本でもトヨタやソニー関連の広告でBGMとして流れたことがある。

4. 葬儀や結婚式
「別れ」「旅立ち」といった人生の節目にふさわしい曲として、結婚式や葬儀のBGMに世界中で選ばれている。