X JAPANのシングル「Standing Sex」の紹介をします。
この曲はレギュラーチューニングでも弾ける楽曲です。
下ネタは苦手なYOSHIKIですが、歌詞がモロなので意外です。
Standing Sexの和訳
Lucy in the sky
空に浮かぶルーシー
I’m whisky frisky
俺はウイスキーのように陽気で落ち着きがない
Lady Jane, Marry Jane
レディ・ジェーン、メアリー・ジェーン
Drive me rocked out
俺をぶっ飛ばしてくれ
No pain, No delight
痛みなくして喜びなし
Get me dry high
乾いたハイをくれ
Number 24
ナンバー24
I need X
俺にはXが必要だ
Stand up! Fuck up!
立ち上がれ!ぶっ壊せ!
Show no mercy Like a lunacy
容赦するな、狂気のように
Kick off! Fuck off!
蹴飛ばせ!消え失せろ!
I’m getting in the count down
俺はカウントダウンに突入する
Marry Marry Kiss me Marry
マリー、マリー、キスしてくれ、マリー
Why do you have to be ripe?
なぜお前は熟れていなきゃいけない?
Give me Give me Give me rainy dreams
俺に降りしきる夢をくれ
‘Til they kill me away (Lights up)
俺が殺されるまで(ライトアップ)
Slash Slash Let me slash
切り裂け、切り裂け、俺に切らせろ
Boredom Tasteless life
退屈で味気ない人生
Get me Get me Get me out of the world
この世界から俺を連れ出してくれ
‘cause I’m crying for rainy roses
だって俺は雨のバラに泣いている
Lucy in the sky
空に浮かぶルーシー
Get you up right
お前を目覚めさせる
Crime of visual shock
ヴィジュアルショックの罪
You are X
お前はX
Stand up! Fuck up!
立ち上がれ!ぶっ壊せ!
Show no mercy Like a lunacy
容赦するな、狂気のように
Kick off! Fuck off!
蹴飛ばせ!消え失せろ!
I’m getting in the count down
俺はカウントダウンに突入する
Marry Marry Kiss me Marry
マリー、マリー、キスしてくれ、マリー
Why do you have to be ripe?
なぜお前は熟れていなきゃいけない?
Give me Give me Give me rainy dreams
俺に降りしきる夢をくれ
‘Til they kill me away (lights up)
俺が殺されるまで(ライトアップ)
Marry Marry Kill me Marry
マリー、マリー、俺を殺してくれ、マリー
Can’t you set me free
俺を解放してくれないのか
Lady Lady Are you ready to go?
レディ、レディ、行く準備はできたか?
Why do you have to be laying down?
なぜお前は横たわっていなきゃいけない?
Standing Sexの意味、解釈・テーマ
解釈(部分ごとの意味)
1. 夢幻的・幻覚的なイメージ
“Lucy in the sky”
→ これはビートルズの「Lucy in the Sky with Diamonds」を連想させ、ドラッグや幻想的な世界観を示唆している可能性があります。現実を超えた何か、夢や幻影の象徴とも取れます。
“I’m whisky frisky”
→ 「俺はウイスキーみたいに陽気で落ち着きがない」、アルコールや陶酔状態を表現。
“Lady Jane, Marry Jane”
→ 「Lady Jane」はローリング・ストーンズの楽曲を彷彿とさせ、「Marry Jane」はマリファナ(Mary Jane)のスラング。快楽や逃避、幻覚的な要素を含むワードが続きます。
“Drive me rocked out”
→ 「俺をぶっ飛ばしてくれ」、音楽やドラッグによるトランス状態のような感覚。
2. 苦痛と快楽の相反する関係
“No pain, No delight”
→ 「痛みなくして喜びなし」、苦しみと快楽が表裏一体であることを示唆。
“Get me dry high”
→ 「乾いたハイをくれ」、刺激や興奮を求めているが、満たされない感覚。
“Number 24 / I need X”
→ 24という数字が何を指すのかは不明だが、何か特定の象徴かもしれません。「I need X」は、Xという未知のもの(薬物・救い・絶対的な存在)を求める渇望を表現。
3. 反抗と狂気の爆発
“Stand up! Fuck up! / Show no mercy Like a lunacy”
→ 「立ち上がれ!ぶっ壊せ!」
→ 「容赦するな、狂気のように」
→ これは怒りや暴力性、反抗心をむき出しにするフレーズ。何かの抑圧に対する反発を感じさせます。
“Kick off! Fuck off! / I’m getting in the count down”
→ 「蹴飛ばせ!消え失せろ! / 俺はカウントダウンに入った」
→ 何かが爆発する寸前のような緊張感を持った言葉。
4. 破滅と逃避願望
“Marry Marry Kiss me Marry / Why do you have to be ripe?”
→ 「マリー、マリー、キスしてくれ、マリー / なぜお前は熟れていなきゃいけない?」
→ ここでの「Marry」は人の名前だけでなく「結婚(Marry)」や「Mary Jane(マリファナ)」の比喩としての可能性も。愛・依存・喪失を暗示しているかもしれません。
“Give me Give me Give me rainy dreams / ‘Til they kill me away (Lights up)”
→ 「俺に雨の夢をくれ / 俺が殺されるまで(ライトアップ)」
→ 「rainy dreams(雨の夢)」は憂鬱で曇った心象風景。最期の瞬間まで幻覚や夢の中にいたいという願望かもしれません。
“Slash Slash Let me slash / Boredom Tasteless life”
→ 「切り裂け、切り裂け、俺に切らせろ / 退屈で味気ない人生」
→ 破壊衝動、退屈な人生に対する嫌悪感。
5. 世界への絶望とXという存在
“Get me Get me Get me out of the world / ‘cause I’m crying for rainy roses”
→ 「この世界から俺を連れ出してくれ / 俺は雨に濡れたバラに泣いている」
→ このフレーズは逃避願望や、何か儚い美しさに対する憧れを示しているように見えます。
“Lucy in the sky / Get you up right / Crime of visual shock / You are X”
→ 「空に浮かぶルーシー / お前を目覚めさせる / ヴィジュアルショックの罪 / お前はX」
→ 「Crime of visual shock」はX JAPANのスローガン「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」を思わせます。「You are X」は、Xという未知のものかと思われます。。
結論
この歌詞は、破壊・狂気・幻覚・逃避・反抗・絶望といった感情を強く打ち出しているように見えます。特に、ドラッグ・酒・暴力・退屈な現実からの逃避が大きなテーマになっているように思われます。
また、現実の抑圧から解放されたい、もしくは破滅的な衝動に駆られている主人公の視点が描かれている楽曲だと考えられます。