Salamander(サラマンダー)の和訳・意味 ELLEGARDEN(エルレガーデン)

Salamander(サラマンダー)邦楽(JROCK)

日本のロックバンドエルレガーデンのサラマンダーの和訳です。

PVではバンドのメンバーの演奏が超スローカメラで撮られたものが流れており、かっこいいミュージックビデオとなっています。

細美武士さんらしく、全編英語詞の歌詞となっております。

細美武士さんの作詞です。

Salamander(サラマンダー)の和訳・詞の意味とテーマ

この曲のテーマは、
「虚無の中でも、声を上げることで自分を保ち続ける若者の叫び」です。

1. 「ない」ものだらけの世界

歌詞では「There ain’t no~(〜はない)」が何度も繰り返されます。
恐れも、希望も、正しさも、間違いも、過去も、運命も、何もない。
つまり、価値や意味を信じられない世界が描かれています。

2. 「叫ぶこと」だけが生きている証

Just make it loud(ただ叫べ)
Just let it slide(流せばいい)
Just keep it going(続けろ)

この繰り返しが示すのは、
世界がどうでも、自分の声だけは出せるという唯一の救いです。
誰も気にしなくても、自分が自分であるために叫ぶ。
それがこの曲の核にあります。

3. 感覚が失われた主人公

I feel no touch(何も感じない)
There ain’t no pain(痛みなんてない)
Losing my concentration(集中できなくなってきた)

感情が麻痺している主人公は、
何をしても実感が湧かない状態にあります。
それでも「時間が欲しい」「なんとか乗り越えたい」と歌っており、
諦めてはいないけど、すでに限界に近い精神状態です。

4. 青春の空虚さと、感情の爆発

Empty bowls(空っぽの器)
Broken hearts(壊れた心)
Instant dreams(刹那の夢)

ここにあるのは、続かない夢、壊れた感情、空虚な毎日。
だけどそれでも、「何もない中でも叫ぶ」ことはやめない。
誰も気にしなくても、自分の存在を確かめるように叫び続ける。

5. 結論:何も信じられなくても、自分を消さないために

この曲が伝えているのは、

この世界は信じられないことばかり
感情も壊れて、希望もない
でも、それでも「声を上げること」はできる
それが唯一、自分を消さない手段なんだ

という、ギリギリの場所に立つ人間のリアルな叫びです。

ELLEGARDENの「Salamander」は、
すべてを失っても、叫びだけは残る。
そんな、心の奥底からの爆発のような曲です。

 

Salamander(サラマンダー)の和訳

自暴自棄にもなっているかのような歌詞が印象的です。

There ain’t no pain
痛みなんて感じない

There ain’t no help
助けなんていらない

There ain’t no doubt
迷いなんてない

There ain’t no name
名前なんてどうでもいい