今回は、SNAIL RAMPの代表曲「MIND YOUR STEP!」について紹介します。
この曲はオリコン週間10位を記録し、90年代後半のスカパンクブームを象徴する一曲です。
軽快なリズムが特徴で、当時スカのリズムが心地よく流行していた時代、ライブハウスでもフェスでも一瞬でフロアを沸かせるナンバーでした。
スカダンスとの相性も抜群で、自然と体が動いてしまうようなテンポ感。サビも非常にメロディアスで覚えやすく、カラオケでもその世代の定番曲としてよく歌われていました。テレビ番組「HEY!HEY!HEY!」に出演して演奏していた姿を覚えている人も多いでしょう。
この「MIND YOUR STEP!」でスネイルランプは一気に知名度を高め、Hi-STANDARD(ハイスタ)と並んで日本のメロコア/スカパンクシーンを牽引する存在になりました。
今回は、そんな名曲「MIND YOUR STEP!」の歌詞のテーマと和訳、そしてその意味を詳しく掘り下げていきます。
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MIND YOUR STEP! の和訳と意味
この曲をひと言でまとめるなら――
「好きな子と出会った瞬間、人生そのものが軽やかに踊り出す」 そんな歌です。
スカの軽快なリズムと英語詞の流れが、“恋の始まりのワクワク”と“人生が明るく跳ね返る感じ”をそのままパッケージしたような構造になっています。
ここでの「踊る」はダンスというより、生きる喜びそのもの を象徴している。
つまりこれはただのラブソングではなく、
出会いをきっかけに人生が再びリズムを取り戻す物語 なんです。
全体の構成を見ると、恋愛と人生が地続きになった“小さな哲学詩”のように書かれています。
【第1部:出会いの前にあった“変化の気配”】
冒頭の「Did you sense any changes over that period of time(あの期間に何か変化を感じた?)」は、
「いつのまにか心の中に生まれていた変化」
その気づきをそっと促す問いかけ。
続く「Mind your step!(足元に気をつけて)」は、
“人生のステップ”=一歩一歩の大切さを表す言葉で、
まるで 人生そのものがダンスになった かのようなイメージを生み出しています。
【第2部:偶然みたいで、実は運命みたいな出会い】
「Our encounter was a mere chance(僕たちの出会いは偶然だった)」は、出会いの不思議さそのもの。
偶然に見えるけれど、その瞬間だけは妙に必然に感じられる。
そういう“恋の始まり特有の空気”が漂っています。
「promises should be kept without fail(約束は必ず守る)」というフレーズは、軽い恋ではなく、
まっすぐで誠実な気持ち を感じさせるポイント。
【第3部:雲の切れ間から見える青空=チャンスの兆し】
「there’s a bit of blue sky between the clouds(雲の隙間に少し青空が見える)」は、
曇りの中に差す一瞬の光、
迷いや不安の中でふっと訪れる希望を表す比喩です。
「We will chance it, this is our chance(賭けてみよう、これが僕たちのチャンスだ)」は、
リスクを恐れず、飛び込んでみようとする勇気 の宣言。
恋愛というより、“人生を進めるときの一歩”というニュアンスが強め。
【第4部:踊り続ける=生き続ける】
「I’m gonna keep on dancing! This is my life(踊り続ける!これが僕の人生)」
ここでのダンスは生き方そのものを象徴しています。
・挑戦し続ける
・夢を追い続ける
・自分らしくリズムを刻み続ける
そんな“生きる姿勢”を、スカのテンポに乗せてポジティブに描いている部分。
【結末:鮮烈な一目惚れと、人生の躍動】
ラストの「Wow…Baby! Love at first sight(一目惚れさ)」は、
恋愛のときめきの瞬発力をそのまま言葉にしたような締め。
曲全体で語られているのは、
“愛=生命の躍動”という普遍的で前向きなテーマ。
まとめ
「MIND YOUR STEP!」は、
人生をダンスのように楽しみ、出会いのチャンスを恐れずつかむ――
そんな前向きな哲学を持った曲です。
英語詞でありながら、日本的な“一期一会”の感覚にも通じる、
20年以上愛され続けるのも納得の“人生賛歌”と言えます。
この曲を聞くとエモい気持ちがすごくて…素晴らしい曲ですね。
ぜひ下記からお聞きください。
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でも人生では色々苦労されたんですね。街録に出演されています。


