I.V. アイ・ヴィーの和訳と意味とは X JAPANの楽曲

邦楽(JROCK)

I.V.はX JAPANが奇跡の再結成をしたときの楽曲で「SAW4」のタイアップ曲であり、X JAPANの世界デビュー曲となりました。

2008年の楽曲でもうそんなに時間がたったのかと思います。

タイトルとしては、「死んでも離れない」、「永遠の愛」、「不滅」や点滴の意味があるようです。

I.V.の和訳

Needles are piercing through my skin
針が俺の肌を突き刺している

I’ll tell you the feeling, what it’s like
その感覚がどんなものか教えてやるよ

If life is just all about deception
もし人生がただの欺瞞だとしたら

It’s all pain, a part of the fairy tale
それはすべて苦しみ、おとぎ話の一部に過ぎない

But desire to play with God’s own will
だが神の意志を弄ぶ欲望がある

Should I trade the breath of my life for freedom?
俺の命の息吹を自由と引き換えにすべきなのか?

(In the rain) I’m calling you, dear
(雨の中)愛しい人よ、俺は君を呼んでいる

(To find the way) Can’t you see me standing right here?
(道を見つけるために)俺がここに立っているのが見えないのか?

(To feel my pain) Life’s bleeding from fear
(俺の痛みを感じてくれ)恐怖によって命が流れ出している

(To find its place) I will give it straight from my vein!
(居場所を見つけるために)この血をそのまま捧げよう!

“Needles are piercing through my skin
「針が俺の肌を突き刺している

I don’t know the meaning of the fucking life”
クソみたいな人生の意味なんてわからない」

“Don’t you ever let life pass you by”
「人生を無駄にするなよ」

They say as if it takes me somewhere
そんなことを言われても、どこへ行けばいいんだ?

Just let me swallow the faith by injection
ただ信仰を注射で飲み込ませてくれ

Let blood be rushing to my head, my love
血が頭に駆け巡るように、愛しい人よ

I’ve played with this game before
俺はこのゲームを前にもやったことがある

To find a piece of my true self, I’m lost within!
本当の自分を見つけるために彷徨い続けている

(In the rain) I’m calling you, dear
(雨の中)愛しい人よ、俺は君を呼んでいる

(To find the way) Can’t you see me standing right here?
(道を見つけるために)俺がここに立っているのが見えないのか?

(To feel my pain) Life’s bleeding from fear
(俺の痛みを感じてくれ)恐怖によって命が流れ出している

(To find its place) I will give it straight from my vein!
(居場所を見つけるために)この血をそのまま捧げよう!

I.V. in my vein to feel less its pain
静脈に点滴を打ち、痛みを和らげる

Can you strip away the mystery of the world?
世界の謎を取り払うことができるか?

I’ll let it suffer for its lie
この嘘のために、苦しみを背負わせよう

‘Till the shape of the shadows fades
影の形が消えるまで

‘Till forever fades away
永遠が消え去るまで

I’m calling you, dear
愛しい人よ、俺は君を呼んでいる

Can’t you see me standing right here?
俺がここに立っているのが見えないのか?

Life’s bleeding from fear
命が恐怖によって流れ出している

I will give it straight from my vein!
この血をそのまま捧げよう!

I’m calling you, dear
(愛しい人よ、俺は君を呼んでいる)

(To find the way) Can’t you see me standing right here?
(道を見つけるために)俺がここに立っているのが見えないのか?

(To feel my pain) Life’s bleeding from fear
(俺の痛みを感じてくれ)恐怖によって命が流れ出している

(To find its place) I will give it straight from my vein!
(居場所を見つけるために)この血をそのまま捧げよう!

I.V.の歌詞の意味とテーマと解釈

この曲のテーマは「痛み」「絶望」「生と死」「自己探求」、そして「救済への渇望」だと解釈できます。

歌詞の解釈

歌詞の冒頭では、「Needles are piercing through my skin(針が俺の肌を突き刺している)」という表現から、痛みや苦しみが肉体的にも精神的にも大きなテーマであることが分かります。この痛みは単なる肉体的なものだけではなく、人生そのものの欺瞞や苦しみを象徴しているように感じられます。

「If life is just all about deception(もし人生がただの欺瞞だとしたら)」
「Should I trade the breath of my life for freedom?(俺の命の息吹を自由と引き換えにすべきなのか?)」
といったフレーズから、人生の意味や真実を探し求めながらも、自由と引き換えに命を差し出すべきかどうかを葛藤していることが読み取れます。

また、”I.V. in my vein to feel less its pain”(点滴を打ち、痛みを和らげる) という部分は、精神的な救済を求めている様子を表しており、もしかすると薬物や自己破壊的な行為を通じて現実から逃れようとしているようにも感じられます。

「I’m calling you, dear(愛しい人よ、俺は君を呼んでいる)」というリフレインは、愛する人(または神や救済者)に助けを求めているようにも聞こえます。しかし、その呼びかけは届いていないかのように、”Can’t you see me standing right here?”(俺がここに立っているのが見えないのか?) という悲痛な問いが繰り返されています。

テーマ

痛みと苦悩 – 肉体的・精神的な痛みを感じながら生きることの苦しみ。
生と死の狭間での葛藤 – 生きる意味や自由の価値を問いながら、死を選ぶかどうか揺れ動く心情。
救済と喪失感 – 誰かに助けを求めているが、その声は届かない孤独感。
欺瞞の世界への反抗 – 人生や世界の嘘に対する怒りや不満が感じられる。

この曲は、深い苦しみの中で救いを求める人間の姿を描いており、リスナーに「生きるとは何か?」「痛みとどう向き合うか?」と問いかけているように思えます。

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