Taiji作曲のToshi作詞のXの素晴らしき2人が作った曲です。
曲はアメリカン・ロック調を基本としながらもテンポを変えてのメタルな曲もあわせもっています。
YOSHIKIにはない曲調でアルバムを通して聴くととても良い楽曲です。
Toshiの内面がとても大変だったんだなと思わせる歌詞の内容となっています。
X JAPANで華々しく活躍をしていますが、内面は愛情に受けた歌詞となっています。
Desperate angelのテーマと意味と解釈
この歌詞のテーマは「絶望と解放、そして自我の模索」です。
考えられる意味
「Desperate Angel(絶望の天使)」とは、純粋さや夢を抱いていたが、現実の汚さや偽りに打ちのめされ、翼(希望や自由)を失ってしまった存在を象徴しています。
この天使(=語り手自身、あるいはリスナーや女性の象徴)は、空から落ちてしまい、物質主義の社会や虚偽の世界で彷徨い続けます。
解釈
社会批判と内面の叫び:
「クソみたいな街」「売り物ばかり」といった表現から、金と偽善が支配する現代社会への怒りと絶望が見えます。
愛や救済への欲求
「I want to feel what’s inside of you」というリフレインは、表面的なものではなく、人間の内面や真実のつながりを求めている証拠です。
自己解放と反抗
「I will never follow」「I don’t care no matter what you say」などから、自分の生き方を貫こうとする強い意志と、従わない姿勢が読み取れます。
矛盾の中にある情熱
ロックな衝動とセンチメンタルな感情が混じり合い、「堕ちた天使」であることを認めつつも、どこかで希望や愛を信じたいという切実な思いが込められています。
堕天使=自分自身 or リスナー
この「Desperate Angel」は、Xとして生きる自分たち、あるいは夢破れた若者たち全員の象徴です。
現代社会で理想や翼をもがれ、「なぜ自分はこんな場所にいるのか?」と問いながらも、どこかで救いを求めています。
物質世界へのアンチテーゼ
歌詞中の「material world」「fuckin’ crap」などの言葉から、商業主義や虚飾に対する強い拒絶感が読み取れます。Xは強いメッセージ性を持っており、「音楽で自由になる」「真実に触れる」という理念が込められているのです。
愛と精神的なつながりの希求
単なる恋愛ではなく、相手の「内側に触れたい」という深い欲求が何度も繰り返されるのが印象的です。これは、「本当の自分をわかってほしい」「孤独から救われたい」という魂の叫びでもあります。
Desperate angelの和訳
ToshIがいかに悩んでいたかが、わかるような歌詞となっています。物欲の世界に対しての嫌気が感じられます。
I don’t care no matter what you say
お前が何を言おうが気にしない
Pay your dues, win or lose
代償を払え、勝つか負けるかだ
How is your material world?
その物欲にまみれた世界はどうだ?