「KICK IT OUT」ブンブンサテライツの和訳と意味 BOOM BOOM SATELLITES

Kick it out邦楽(JROCK)

ブンブンサテライツのロックアンセム「KICK IT OUT」の和訳と意味を紹介します。

最も多くタイアップが多い曲で、

グリコ「ウォータリングキスミントガム」CMソング。
日産自動車「X-TRAIL」CMソング。
日本テレビ系『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』オープニングテーマ。
NHK総合・NHK BSプレミアム4K土曜ドラマ『3000万』第1話エンディングテーマ。
NHK-BS1『Jリーグタイム』オープニングテーマ。
フジテレビ系『ダウンタウンなう』テーマソング。
また、ゲーム内でプレイできるライセンス楽曲としてKONAMI社製音楽ゲーム「jubeat」及び派生アプリの「jubeat plus」、タイトー社製音楽ゲーム「GROOVE COASTER」にそれぞれ異なる音源で収録されています。

世界にも届く革新性とロックを轟かせた名曲ですが、今回はこの曲の和訳と意味を紹介します。

作詞は川島道行さんです。

ストリーミングで聴くにはこちら

BOOM BOOM SATELLITESのKick outの意味テーマ

この曲は、歌詞の構造からして 「Kick It Out」系のハードコア/メロディックパンクの典型的な“爆発型アンセム”。
文章量は少ないのに、反復と叫びだけで“意味”が成立するタイプの曲です。

ざっくり言うとテーマは 破壊・解放・再起動(Reboot)。
もっと深く読むと「自己破壊を通した自己再生」という、パンクの根っこにある感情が詰まってます。

 “Kick out” は「排除」じゃなくて「ぶっ壊して前に進む」

Kick out は、直訳すると「蹴り出す」だけど、パンク文脈では
邪魔なものを排除して進む/限界を突破する
というニュアンスになる。

曲中では次のような“象徴”が列挙されてます。

King of rock(ロックの王)

Band(バンド)

King of night(夜の王)

Night(夜そのもの)

fading star(消えていく星)

shades of love(愛の影)

broken wheels(壊れた車輪)

precious one(大切なもの)

これ全部、「本当は大事だけど、ここでは全部ぶっ壊して進む対象」になっている。
理想も愛も夢も仲間も、全部まとめてぶん投げる。
その破壊の先に“何かが生まれるはずだ”という発想。

まさに 破壊=創造の前の儀式 というパンク的テーマ。

反復(Yeah / Kick it out / Pick it up)はトランス状態を作る

この曲は物語を語らない。
代わりに単語を繰り返すことで、聴く側の“身体のリズム”を支配する。

Kick it out(破壊)
Pick it up(拾い上げる)

この2つをひたすら行き来することで、
壊して → また拾って → また壊して → また拾う
という、“生きる動作そのもの”を音で描いている。

人間の人生って、実際これの繰り返しだからね。
だからシンプルなのに刺さる。

この曲のメッセージは「全部壊していい、また拾えばいい」

テーマはかなり潔い。

しがみついてる自分を壊していい

愛も夢も“壊れた形のまま”持ち続けなくていい

いったんぶち壊してゼロに戻していい

そしてまた拾い集めればいい

“pick it up”(拾い上げろ)という言葉が挟まるのがポイントで、
ただの破壊じゃなくて 「再構築」まで含めた儀式 になっている。

こういう曲は、自分の中のモヤモヤや停滞感を一気に吹き飛ばすための音楽。
感情に火をつけるための“点火剤”的な役割を持ってる。

まとめると

この曲のテーマは…

「限界まで抱え込んだものを全部ぶち壊して、また一から拾い直して進め」

破壊と再生、エネルギーと前進。
人生の詰まりを一気に吹き飛ばすための曲。