I.V.はX JAPANが奇跡の再結成をしたときの楽曲で「SAW4」のタイアップ曲であり、X JAPANの世界デビュー曲となりました。
2008年の楽曲でもうそんなに時間がたったのかと思います。
タイトルとしては、「死んでも離れない」、「永遠の愛」、「不滅」や点滴の意味があるようです。
作詞はYOSHIKIです。
I.V.の歌詞の意味とテーマと解釈
この曲のテーマは「痛み」「絶望」「生と死」「自己探求」、そして「救済への渇望」だと解釈できます。
歌詞の解釈
歌詞の冒頭では、「Needles are piercing through my skin(針が俺の肌を突き刺している)」という表現から、痛みや苦しみが肉体的にも精神的にも大きなテーマであることが分かります。この痛みは単なる肉体的なものだけではなく、人生そのものの欺瞞や苦しみを象徴しているように感じられます。
「If life is just all about deception(もし人生がただの欺瞞だとしたら)」
「Should I trade the breath of my life for freedom?(俺の命の息吹を自由と引き換えにすべきなのか?)」
といったフレーズから、人生の意味や真実を探し求めながらも、自由と引き換えに命を差し出すべきかどうかを葛藤していることが読み取れます。
また、”I.V. in my vein to feel less its pain”(点滴を打ち、痛みを和らげる) という部分は、精神的な救済を求めている様子を表しており、もしかすると薬物や自己破壊的な行為を通じて現実から逃れようとしているようにも感じられます。
「I’m calling you, dear(愛しい人よ、俺は君を呼んでいる)」というリフレインは、愛する人(または神や救済者)に助けを求めているようにも聞こえます。しかし、その呼びかけは届いていないかのように、”Can’t you see me standing right here?”(俺がここに立っているのが見えないのか?) という悲痛な問いが繰り返されています。
テーマ
痛みと苦悩 – 肉体的・精神的な痛みを感じながら生きることの苦しみ。
生と死の狭間での葛藤 – 生きる意味や自由の価値を問いながら、死を選ぶかどうか揺れ動く心情。
救済と喪失感 – 誰かに助けを求めているが、その声は届かない孤独感。
欺瞞の世界への反抗 – 人生や世界の嘘に対する怒りや不満が感じられる。
この曲は、深い苦しみの中で救いを求める人間の姿を描いており、リスナーに「生きるとは何か?」「痛みとどう向き合うか?」と問いかけているように思えます。
I.V.の和訳
愛を求め続けるYOSHIKIらしい歌詞です。
I’m calling you, dear
愛しい人よ、俺は君を呼んでいる
Can’t you see me standing right here?
俺がここに立っているのが見えないのか?
Life’s bleeding from fear
命が恐怖によって流れ出している